第63回日本腹部救急医学会総会
The 63rd Annual Congress of Japanese Society for Abdominal Emergency Medicine

ご挨拶

第63回日本腹部救急医学会総会の開催にあたって

会長

第63回日本腹部救急医学会総会

会長 赤星 朋比古
九州大学大学院医学研究院 救急医学講座 教授
九州大学病院 救命救急センター センター長

この度、2027年3月4日(木)・5日(金)の2日間 福岡国際会議場、福岡サンパレスにおいて第63回日本腹部救急医学会総会を開催させていただくこととなりました。九州大学が担当させていただくのは私の恩師である九大名誉教授橋爪 誠先生が開催された第49回以来、13年ぶりの開催となります。
大変光栄であるとともに身の引き締まる思いでございます。
これもひとえに名誉創立者・名誉理事長の高田忠敬先生、現理事長の谷合信彦先生、理事・評議員・会員の先生のお陰と、厚くお礼申し上げます。

さて、医学は日進月歩であり、常により良い治療を模索し続ける姿勢が求められています。
外科領域においては、内視鏡外科からロボット支援手術への発展、IVRにおけるステントをはじめとするデバイスの進歩、さらには内視鏡関連機器の高度化により、これまで困難とされてきた治療が可能となってまいりました。また、iPS細胞を用いた再生医療の進展も、今後、消化器領域への応用が期待されております。私が医師となった頃には想像し得なかった医療の進歩が、今まさに現実のものとなっています。
本学会は、消化器外科、消化器内科、放射線科、救急科、集中治療科、総合診療科など、多領域の医師が全国から一堂に会する貴重な機会です。各診療科の垣根を越えた連携により、これまで解決が困難であった課題に対しても、新たな視点からの解決策が見出されることが期待されます。また、第一線で活躍するエキスパートとの交流も、本学会の大きな魅力の一つです。

今回の学会テーマは「次世代につなぐ腹部救急」といたしました。本学会は、その発足当初より若手医師の育成を重要な理念として掲げてまいりました。本テーマは、その原点に立ち返り、次世代を担う医師の育成と継承を意識したものです。若手医師の積極的な参加を通じて、学びと成長の場となることを願っております。
ぜひ九州・福岡の地にお越しいただき、活発な議論と交流を通じて、腹部救急医学のさらなる発展につなげていただければ幸いに存じます。